ららの炭小屋

山村の生業であった炭焼きを再現し、その技術を伝承するために2000年から始まった「おららの炭小屋」の活動。現在では、炭焼きの他、体験型環境教育ワークショップ、ICTを活用したネット授業、インターン研修など、多岐にわたる事業を展開しています。

1999 年10 月 旧木頭村の支援で炭窯建設
2000 年1 月 「おららの炭小屋」設立
2003~2005 年 間伐材・リサイクル廃材利用の体験施設建設(地球環境基金助成)
2006~2008 年 スカイプ環境授業など(地球環境基金助成)
2010 年3 月 徳島県表彰(地域づくりと環境教育について)
2015 年1月 ふるさとづくり大賞団体表彰(受賞団体概要(おららの炭小屋参照))>>>紹介動画

炭焼き技術の研修/毎月第2土曜日に実施している炭焼きの定例会で、炭材の切り出しから炭焼きに至る、山の技術全般の研修会を開催しています。炭窯は赤土、石、泥、土、砂利、木(栗、杉)、杉皮、ツヅラ、竹など、山にある自然素材を利用します。天井部分に乗せる赤土は前回天井に用いられたものに新しい赤土を混ぜて再利用しています。

森林資源の有効活用/辺境の地では、あらゆるモノが貴重品です。遠隔地から運ばれてくるモノは勿論のこと、身近にある資源も無駄なく利用します。除間伐材や廃材は、その種類や年数、曲がり具合などを考慮に入れて建築資材や農業用に利用されます。最終的には端材も含めて薪として燃料となります。かつては、山村のどの家でも杉皮を屋根材として利用していました。また、葛や番線などを用いて簡単な構造物も作ることができます。そのような作業は熟練を要しますが、生活の中で獲得されてきた技術であり、相互扶助の慣習から多くの者が習得してきました。学校教育からではない「学び」がそこにはあります。森林資源を無駄なくカスケード状に利用するという知恵と慣習を、伝統的に有する地域だからこそ残された生活技術。高度な加工を施さず、等身大の技術で素材を有効利用する方向性を啓発する活動をしています。